ヒガンバナ科の仲間だけを食べると言う、蛾の幼虫で(一部ユリの仲間も食べる)本来は赤道近くの暖かい気候下で生息したはずでしたが、環境変化や物流スピード早さやの国際化によって、何らかの形で日本にも飛来して徐々に広まりつつあります。

夜活動する蛾の仲間で、茎や葉に卵を産み、そこから球根の中に潜り込み、球根の中の成長点を食べて、その回りを食べて、大きくなって巣だっていくという、一撃必殺で植物体をダメにしてしまいます。

元々はインドハマユウにつくものとされていましたが、日本水仙(ニホンズイセン)や彼岸花(ヒガンバナ)、ゼフィランサスなどでも確認されるようになり、東京でも2017年あたりから、被害の報告が寄せられています。

基本的には市販のヨトウムシに効く消毒で退治が出来ますが、球根に潜り混んでしまうと、蟻塚のように糞を上に向かって出すので、なかなか命中することが難しくなります。
農薬の予防散布も有効的ですが、発生後から消毒をしても効きにくいと言う厄介さがあるので、芽が動き始めたときに防虫のために株元にオルトランやベニカガードなどの浸透移行性の農薬を置き、根から吸収させて球根をヨトウムシから守る(毒素を吸収させる)ことをおすすめします。

どうしても農薬を使いたくないと言う方は、誘因灯(蛾を寄せる青い波長の光)で捕まえるか、誘因灯を離れた場所に設置し、違う場所に行かせるようにするなどの対策が必要となります。

ダイヤモンドリリーも、本格的に動き出すシーズンです。
せっかくの大切な球根を守るために、ご注意ください。