ダイヤモンドリリーのタネまきの方法とその後の管理

通常11月上旬に咲くダイヤモンドリリー
受粉が上手くいくと11月下旬~12月上旬タネが熟して自然とこぼれ落ちます。

ダイヤモンドリリー(ネリネ属全般)は表皮細胞がなくそのまま湿度を保った状態でしばらく過ごすことが可能です。茶封筒に入れて引き出しにしまっておくと、袋の中でタネの中にある水分で勝手に発芽を始めてしまいます。
もちろん湿度を保った方が良いのですが、ここで注意が必要です。

ダイヤモンドリリーのタネは深く(厚く)覆土をすると、腐る可能性が高いです。それとダイヤモンドリリーのタネは、光合成しているためです。普通にタネをまくような感覚で覆土をすると、過湿になり腐ってしまう、暗闇で成長が鈍ると言うのが、大きな理由です。

ダイヤモンドリリーのタネは、まずコロンとした丸いタネから一本の糸のような根が現れ発芽します。

その後、重力と湿度を感じて、地面(用土)に潜っていく性質があります。

その後、根の途中に球根を作り、その球根から一枚目の子葉を出します。
テクニックとしては葉が出た瞬間から、覆土をして小さな株を安定(固定)させることがとても大切です。その際は元々のタネは栄養水分を使い果たし、萎んでいることが多いので、そのまま埋めても大丈夫です。
表面の土の量が増えることによって、保湿に繋がり、調子が良くなります。

その後は出来るだけ暖かい環境で毎回薄い液肥を与えながら育てるのが理想です。
(できれば15℃前後、でも霜除けして凍らなければギリギリ生存可能)

発芽から一年目は、通常一本しか葉が出ませんが、肥料と水を切らさず、出来るだけ涼しい環境(夏は遮光率70%くらい)で育てると、休むこと無く成長し、二枚目の葉を出すことも多々あります。
一年目の夏は水のやらなすぎよりは、やり過ぎくらいの方が感覚的には良いです。

この一年の成長の違いは非常に大きいです。
二枚目、三枚目が出れば、開花までは5年くらいに短縮できることもありますが、通常は7年くらいです。

ポイント
1.タネまきは覆土をしないで保湿
2.発芽してきたら軽く覆土をする
3.葉が出てきたら、もう一度覆土をする
4.肥料と水を切らさない
5.一年目は夏でも成長させる